ローカル列車で日本酒旅 乗り飲み日記

基本は飲んだ酒の備忘録、たまに旅行記。

【No.50】基峰鶴 純米吟醸雄町

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銘柄読み

きほうつる

酒蔵名

基山商店(佐賀県基山町

詳細情報

去年の夏に佐賀の武雄温泉の飲み屋で、最近人気が出つつあるという基峰鶴を飲んで気になってた。
その後基山町を訪れて、蔵元の近くにある酒屋で購入。(蔵元でも売ってくれるらしいが、土曜日だったので空いているか分からず酒屋で確実に購入) 純米吟醸山田錦と雄町があったが、ここは雄町を選ぶ。

味について

どっしりとしたコクがあるが、キレのある辛さも感じる。
同じ備前雄町でも、以前飲んだ岡山の蔵の雄町酒に比べるとそれほど雄町雄町しておらず、飲みやすい。
燗でもちょっと辛口だがいける。バランスが取れていて、どの温度帯でもいける。噂通りの逸品ですな。

スペック

精米歩合:55% / アルコール度数:16度
備前雄町100%

お気に入り度

★★★★☆

価格

720ml 1782円

購入場所

佐賀県基山町 酒屋

【No.49】吟醸仕込 秋月古処誉

ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2015.10)

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銘柄読み

あきづきこしょほまれ

酒蔵名

飛龍酒造(福岡県大刀洗町

詳細情報

ちょっと古いのを。福岡のマイナー蔵シリーズ。
飛龍酒造の代表銘柄は「筑後川」だが、福岡市でも見たことなく、蔵元にも売店がなく、これは大刀洗町近隣の酒屋かスーパーでないと手に入らないだろうと思っていた。
その後城下町・秋月(朝倉市)に観光に行った際に、酒屋で発見。しかもその酒屋のオリジナルラベルである。古処というのは古処山(こしょさん)という山の名前から来ていると思われる。
表ラベルの酒名は「吟醸仕込 秋月古処誉」で吟醸相当のスペック表示だが、裏ラベルには「筑後川 純米吟醸」とあり、純米吟醸のスペック表示となっている。どっちを信じればいいんだ…。

味について

おそらく純米吟醸ではなく吟醸と思われるが、純米に引けを取らない米の味と柔らかな風味で悪くない。
熱燗だと醸造アルコールと思われるきつい匂いがあるものの、甘みがあってなかなか。

スペック

精米歩合:不明 / アルコール度数:15~16度

お気に入り度

★★★☆☆

価格

720ml 1600円

購入場所

福岡県朝倉市 酒屋

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表ラベル:醸造アルコールあり、アルコール度数15~16度、精米歩合表示なしの(おそらく)吟醸

裏ラベル:醸造アルコールなし、アルコール度数15度、精米歩合60%の純米吟醸

【No.48】東豊国 純米酒

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銘柄読み

あずまとよくに

酒蔵名

豊国酒造(福島県古殿町

詳細情報

会津若松で買った7本中の5本目。180mlの飲みくらべシリーズ。
http://www.kennan-syuhan.co.jp/product/nomikiri.html
福島県には会津坂下町にも全く同名の豊国酒造合資会社がある。
こちらの豊国酒造では、最近は限定銘柄の一歩己(いぶき)が人気だそうだが、俺は初めて飲むのであった。

味について

飲み口としてはスッと入るきれいな酒だ。
米の旨味も感じて悪くないが、精米60にしては雑味も多いし、醸造アルコールのようなツンとする辛さが抜けるのがイマイチ。

スペック

精米歩合:60% / アルコール度数:15度

お気に入り度

★★★☆☆

価格

180ml 356円

購入場所

福島県会津若松市 酒屋

【No.47】純米酒 穏

ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2015.10)

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銘柄読み

おだやか

酒蔵名

仁井田本家(福島県郡山市

詳細情報

ちょっと古いのを。前回は精米歩合90%の不味い酒を飲んだが、精米歩合85%の美味い酒があったのを思い出した。
仁井田本家は、農薬・化学肥料不使用の自然米だけを使う全量純米蔵だそう。素晴らしい。

味について

精米歩合85%なので米の味が強いかと思ったものの、そうでもなく、かといって雑味があるわけでもなく、口当たりも良い。 これぞ純米と言わざるを得ない。
これは熱燗がいいだろうと思ったが、やはりビンゴ。是非また飲みたい酒だった。

スペック

精米歩合:85% / アルコール度数:14度

お気に入り度

★★★★☆

価格

180ml 320円

購入場所

札幌市 デパート

【No.46】白蘭 純米物語

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銘柄読み

はくらん

酒蔵名

白蘭酒造(広島県三次市

詳細情報

去年の秋にJR三江線に乗りに行った時に、三次市の中心部にある白蘭酒造を訪れてみたが、土曜日だったので休みだった。
蔵元近くのスーパーだと普通酒しか置いてなかったが、三次駅近くのスーパーで「純米物語」が売ってたので購入。
これは精米歩合90%と高い変わり種で、蔵元の公式サイトにも載っていないしググっても1件もヒットしない不思議なシロモノ。
ラベルをよく見ると、「こうじ歩合3%」とある。この表示は初めて見た。原料が米・米麹だけで、醸造アルコールが入っていないことが純米酒の定義だと思っていたのだが、調べると「麹歩合以上15%」「三等米以上の米を使用」という条件もあるらしい。 つまりこの酒は「純米物語」という名前だが純米酒ではないというわけだ。
メモ:「米だけの酒」と明記されていても特定名称上の純米酒とならない場合。 http://tasyusouron.jugem.jp/?eid=52

味について

というわけで、眉唾物で飲んでみる…。
うっ、酸っぱい。なんだこれは。白ワインのような爽やかな香りと飲み口があるのだが、精米歩合90%の雑味が激しく攻撃してくる…これはどう考えてもまずい。
飲めば飲むほど口の中がこのまずさで支配されて、これ以上飲みたくなくなる。
ブログ始める前を含めて家飲みで200本以上の日本酒を飲んできたが、不味いと思ったのは「太平山 純米吟醸 澄月*1純米生貯蔵酒 織姫」の2本だけだった。その中でもこれは群を抜いてひどい。即料理酒行き。
製造年月:2016年2月、購入が2016年9月、開封が2017年3月(常温販売、室温保存)なので1年経ってるということもあるのかもしれないが…。
白蘭酒造でググっても最近の情報が出てこないが、心配になってきた。

スペック

精米歩合:90% / アルコール度数:14~15度
こうじ歩合:3%

お気に入り度

☆☆☆☆☆(ゼロ)

価格

500ml 1028円

購入場所

広島県三次市 スーパー

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こうじ歩合3%。

*1: デパートで試飲して美味いと思って買ったが、開けたら変な味がして不味かったという。買ったビンだけたまたま不良品だったんじゃないかと思う。

【No.45】綾杉 純米原酒

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銘柄読み

あやすぎ

酒蔵名

綾杉酒造場(福岡県福岡市)

詳細情報

綾杉酒造場は福岡市の中心部・天神で創業したが、蔵は現在は郊外に移転している。
創業の地は立体駐車場になっており、その1階に直営の酒屋があって「綾杉」や福岡のお酒を売っている。
ラベルには漢字がビッシリと書いてあり耳なし芳一状態になってるが、現在はラベルが新しくなってるらしい。
http://ayasugi.main.jp/blog/archives/105
杜甫漢詩だったのか。これは去年の秋に買ったものなのよね…。

味について

純米らしい米の旨味を感じるが、原酒らしく辛さが際立つ。これぞまさしく純米原酒だ。
燗にしたところ、飲み口は純米らしいふくよかさで悪くない。しかし、いかんせん原酒なので辛さがきつい。
割り水燗を試したら飲みやすくなったが、ただの薄いけど辛口な酒になってしまった…微妙。
開栓後ちょっと置いたらまろやかになった気がするが、気のせいかな?

スペック

精米歩合:麹米60%、掛米65% / アルコール度数:17度
福岡県産米100%使用

お気に入り度

★★★☆☆

価格

300ml 570円

購入場所

綾杉酒造場 直営酒屋

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漢詩がびっしり。

酒蔵訪問記 日本清酒株式会社(北海道札幌市/2017.03)

札幌の酒・千歳鶴の蔵元だが、地元だからといって飲む機会が多いわけではなく。
蔵元がショップになってるのも知ってたが、近いといつでも行けるので逆に行かないという。

小樽の北の誉酒造にいつか行こうと思っていたが、気付いたら無くなっていた…なんてこともあったので、行ける時に行っておかねば。ブログも始めたことだし。今季から女性杜氏に変わったという話も聞くし。

地下鉄バスセンター前駅

というわけで地下鉄バスセンター前駅。別に大きいバスターミナルがあるわけではない駅。
ホント気軽に来れる場所なんだよな、思えば地下鉄駅から徒歩3分の酒蔵なんて珍しいのではないか。
この近くで働いてたこともあったが久々に来たわい、懐かしい。

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地上に出ると、大通の東の外れ。ここから歩いて3分程度で着いてしまう。
昼間に来ると団体の外国人がいるかもしれないので、遅めの時間で。

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千歳鶴酒ミュージアム

昔ここにラーメンを食べに来たことがあるんだが、それは向かいのミュージアムアネックスという建物だった。調べると建物自体が2013年から休止中とのこと。全国的にも有名な札幌ラーメンのすみれという店があったんだけども。
それはともかく、酒ミュージアム

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内部の写真は無いが、中にはショップとカフェがある。カフェでは酒粕アイスも食べられる。
ショップには酒だけでなく、酒器やつまみ、お菓子もあった。つまみ・菓子はここでなくても買えそうなものばかりだったが、まんじゅうはオリジナルっぽい。
ここはすかさずお猪口を購入。北海道の酒蔵では5つ目かな。

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試飲もさせてもらって、「春のしぼりたて」が飲みやすくてよかったけど、ここは生酒かなと思って「純米生うすにごり」を購入。


蔵元限定の酒はスルーしてしまったのだが、その場でビンに詰めてもらえる限定酒の存在に帰り際になって気付く…早く言ってよ、ンモー。次は新酒の時期に行くやつかなコレ。
あとは甘酒も買ったった。濃厚で甘めでした。

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なお、見学は10名以上からとのこと。レベル高ぇ。

千歳鶴|公式サイト