ローカル列車で日本酒旅 乗り飲み日記

基本は飲んだ酒の備忘録、たまに旅行記。

【No.90】旨口純米酒 ひやおろし

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ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2015.12)

銘柄読み

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酒蔵名

浜田株式会社(山形県米沢市

詳細情報

ちょっと古いのを。2015年10月に山形~新潟を乗り鉄したときに購入。
「沖正宗」という銘柄の蔵元だが、この酒には銘柄らしきものは無い模様。
ラベルには「旨口 純米酒」とだけあり、頭に引っ掛けてある紙の方に「ひやおろし」と書いてある。
「旨口 純米酒」からして蔵元HPの商品一覧に載ってない謎。。。

沖正宗│浜田株式会社

味について

飲み口が良いが、後から辛さが際立つ。熱燗でも変わらず。 可もなく不可もなく、ごく普通な純米酒かと。

スペック

精米歩合:70% / アルコール度数:15~16度

お気に入り度

★★★☆☆

価格

300ml 462円

購入場所

山形県東根市 酒屋

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【No.89】真澄 純米酒 奥伝寒造り

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銘柄読み

ますみ

酒蔵名

宮坂醸造(長野県諏訪市

詳細情報

地下街の久世福商店という店で購入。
真澄は協会7号酵母を生んだ蔵の酒として有名だが、意外と飲んだことが無かったので選んでみた。

味について

米の旨味の中に爽やかさがあり、しっかりさを感じる。
長野の酒はスッキリなイメージがあったが、真澄はこれほど旨口の酒だったとは。
燗にすると甘さがでてきてタッチが変わり、これまた面白い。
裏ラベルに曰く、「しみじみ美味しい癒し系純米酒」とのこと・・・w

スペック

精米歩合:60% / アルコール度数:15度

お気に入り度

★★★★☆

価格

300ml 572円

購入場所

札幌市 食料品店

【No.88】宗玄 能登乃国 純米酒

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ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2015.12)

銘柄読み

そうげん

酒蔵名

宗玄酒造(石川県珠洲市

詳細情報

ちょっと古いのを。廃線になった鉄道トンネルで酒を貯蔵してるという話をテレビで見て気になっていた能登半島の酒。
デパートの物産展で売ってたので購入。(トンネル貯蔵しているのは一部の限定酒のみ)

宗玄酒造株式会社 公式サイト /Sogen Official Web Site

味について

軽快な飲み口と程よい辛さで、バランスの取れた味。
米の旨みと甘みもあり、どの温度帯でも味がぶれない、しっかりした酒だった。
石川県の酒はしっかり系が多くてイメージがいいぞ。

スペック

精米歩合:不明 / アルコール度数:不明
兵庫県山田錦100%使用

お気に入り度

★★★★☆

価格

720ml 1458円

購入場所

札幌市 デパート(物産展)

【No.87】純米辛くち 半蔵

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銘柄読み

はんぞう

酒蔵名

大田酒造(三重県伊賀市

詳細情報

1月に三重県で買った酒、3本中のラスト。
伊賀上野の酒屋に入ったのだが、三重県の酒は若戎・るみ子の酒・半蔵といった伊賀の酒のみ。
どれも飲んだことがあったり札幌でも手に入るもので微妙だったが、飲んだことのない半蔵を選ぶ。
言わずと知れた伊賀忍者服部半蔵から取られた酒銘ですな。 ラベルには精米歩合が表示されていないが、公式サイトによると65%とのこと。

伊賀の蔵元 地酒「半蔵」|株式会社 大田酒造

味について

キレのある辛口だが、米の旨味やフルーティーさが渾然一体となってこれは美味い。
他には無い独特な味わいで面白い。複雑な味なので燗でもいけたりする。まろやかさが増してグッド。
名前を聞いたことあるだけだったが、やはり良い酒だったんだなあ。

スペック

精米歩合:不明 / アルコール度数:15~16度

お気に入り度

★★★★☆

価格

300ml 520円

購入場所

三重県伊賀市 酒屋

日本酒イベント記 第5回北の酒まつりinきたひろしま(北海道北広島市/2017.07)

札幌のお隣・北広島市広島県から入植者が入って広島という地名を付けた歴史を持つ。
そのつながりで、広島県の日本酒を中心に利き酒飲み放題できるのがこのイベントなのだ。
去年は行けなかったのよね。吉田類さんが来るとか聞いてたけども。というわけで今年は参加。(今年は吉田類さんは来ないようだが)

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北広島駅

というわけで、札幌から快速エアポートで2駅の北広島駅。むかーし自転車で来たことがあるが、JRで来たのは初めてな気がする。札幌からサイクリングロードで繋がってるのよね。

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第5回北の酒まつりinきたひろしま

開場は駅から歩いて数分の広場。

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チケットを渡してリストバンドとおちょこをもらう。これがないとお酒が飲めないのだ。

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土日開催の日曜日、開場の10時に着くように到着。さすがに混んでないか。天気も良くないし。
天気悪いのは知ってたが、土曜日は最高33度という異常な暑さだったので引きこもりをキメた。酒なんて飲んでたら脱水症状で死ぬわ。ムリムリ。

 

客もまだまばら。

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立ち飲みスペース。飲みすぎ注意。

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広島酒コーナー。西條鶴しか映ってないけど、奥にもいろいろある。
日本酒の町・東広島市の西条地区を中心に、竹原市呉市の酒が集結。

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北海道酒コーナー。特に珍しい物も無かったのでここは1種類を除いてスルーした。
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復興支援コーナー。熊本と東北の酒蔵がいくつかと、あとは鳥取・新潟の蔵が1つずつ。

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新潟の高の井酒造は、糸魚川の火事に遭った蔵かな…と思ったがそれは加賀の井だったな。
新潟県小千谷市とあるので、2004年の中越沖地震の復興支援ということなのだろうか?特に説明が無いので分からず。

 

食べ物もあるわよ。広島的なやつとか北海道的なやつとか。

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利き酒酒は60種類。QRコードの先に何があるのかは知らん。

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利き酒タイム

60種類中の13種類を飲んできたのでメモっておく。
お酒ついでくれた方々はおそらく蔵元の方ではないと思われる。日本酒イベントというより、お酒が飲めるお祭りといったところかな。

 

(1)富久長 辛口夏吟醸プラスX(広島県東広島市安芸津 今田酒造)※写真なし
まずは広島の知らない銘柄から。
辛さと硬さがあるが、夏酒らしく飲みやすい。

(2)純米吟醸原酒 久蔵翁(北海道小樽市 田中酒造)※写真なし
北海道の酒で気になったのはコレ。北広島の赤毛米を使って小樽の田中酒造で作ったもの。田中酒造は小ロット生産やってるのよね。
酸が立つ。原酒だから辛め。

久蔵翁(きゅうぞうおう)


(3)西條鶴 純米酒 大地の風(広島県東広島市西条 西條鶴醸造
酸もあるが、スッキリ飲みやすい。純米らしさもあって良い。
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(4)山陽鶴 純米吟醸 昇り鯉(広島県東広島市西条 山陽鶴酒造)
爽やか系だが、イマイチ印象に残らない感じ。何杯も飲んでると分からなくなるというのもあるけど。

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(5)純米吟醸 野添(鳥取県倉吉市 中井酒造)
あっ、これは好きだ。酸があって純米らしい。さすが鳥取

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(6)白鴻 特別純米酒60 緑ラベル(広島県呉市 森川酒造)
独特の吞み口。甘みもある。飯米を使ってるのだろうか。→調べたら全然違った。

白鴻 特別純米酒60 緑ラベル | 盛川酒造株式会社

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(7)関西一 純米吟醸広島県東広島市安芸津 柄酒造)
スッキリ飲みやすいがまろやかさもある。これは好きだ。

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(8)金光 大吟醸 桜吹雪 神のいたずら(広島県東広島市西条 金光酒造)
大吟醸なのに旨味があって好きだ。後味はきりっと辛口。
ビンに「広島もみじ酵母」と書いてるのが気になる。
もみじを使っているわけではないようだ。

「広島もみじ酵母」による県産酒の需要拡大の取組み - 広島県ホームページ

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(9)白牡丹 純米吟醸広島県東広島市西条 白牡丹酒造)
キレのある辛口で悪くない。

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(10)通潤 純米酒熊本県益城町 通潤酒造)
普通の純米酒だけど吟醸のように飲みやすくて悪くない。

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(11)千代の園 純米酒 朱盃(熊本県山鹿市 千代の園酒造)
メモるの忘れた…まろやかで良かったような記憶。。

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(12)賀茂泉 造賀 広島山田錦 純米酒広島県東広島市西条 賀茂泉酒造)
これは旨い!山田錦のスッキリさがあるが、熟成感を感じる。これは好きだなあ。

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(13)芳醇純米酒 瑞鷹熊本県熊本市 瑞鷹株式会社)
スッキリ軽やか飲みやすい。悪くはないが、趣味ではないかな。

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飲んだことない蔵のはだいたい飲めたかな。賀茂鶴とか亀齢とか、飲んだことのあるのは外した。西条に行った時に飲んだのもあるのよね。
もうちょっと飲めたけど、ここらで打ち止めにした。土砂降りになってきたし。

 

いろいろ

こんなの食べた。まずは北海道的なやつ。

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ライブステージでダンスや歌の催し。しかし雨が降って来て聴衆ゼロでかわいそうな感じ。利き酒エリアとステージが離れてるから行きにくいってのもあったが。

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この人は歌上手くて良かったんだけど、パンフレットにも書かれてなくて謎だった。
自己紹介は聞いてなかったのでトークの内容を元にググったところ、トクナリさんというシンガーソングライターの方だった。

studioViVo&ほっとけNIGHT! トクナリのblog

 

こんなの食べた。西条の酒と米粉でカラッと揚げた鶏の唐揚げで、東広島ご当地グルメのコメカラなり。うめえです。

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写真は無いけど、販売コーナーでは利き酒できるほぼ全ての種類が購入可能だった。
2種類買ってきた。これは札幌じゃなかなかお目にかかれないのではないか。

「山陽鶴 八〇純米」
山陽鶴2種類のうち利き酒しなかった方で。昇り鯉は好きな味ではなかったが精米80に惹かれて。これはどうか。

「賀茂泉 純米吟醸 朱泉本仕込」
こちらも賀茂泉2種類のうち利き酒しなかった方で。造賀が良かったので期待を込めて。

プラス甘酒も。北広島の赤毛米を使ったんだそうな。

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気付けば12時ごろ。雨が激しくなり、土砂降りになった。というわけで、目ぼしいのはだいたい飲めたし買えたので引き上げるのであった。午後から止むってのは知ってたけども。

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これはひどいけど、まあ暑いよりはマシなのだ。

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さて電車で帰ろう…って大雨でダイヤが乱れてる。
小樽行きのはずが手稲止まりになってる。エアポートの手稲行きを日中に見られるのはレアなのでパシャリ。

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30度越えの日が10日も続いたと思ったらこの大雨とか、どうかしてますよ先生。
来年は夏の北海道らしい普通の天候でお酒が飲めますように。

酒蔵訪問記No.9 無法松酒造(福岡県北九州市/2017.06)

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福岡県北九州市には「天心」の溝上酒造と「無法松」の無法松酒造がある。
天心は飲んだことあるが、無法松は聞いたことがなかったのでお酒を買いに行ってみた。

北九州・小倉を舞台にした「無法松の一生」という小説があり、そこから取られた酒銘だと思われる。

石原町駅

というわけで、小倉からローカル線・日田彦山線で30分、北九州市の郊外にある石原町駅へ。

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昭和の佇まいですなあ。

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から5分ほど歩く。奥の方に何か見えてきた。

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おっ、仕込み水の水汲み場だ。

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ポリタンク持ってきて100円入れるやつかこれ。

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無法松酒造

そして酒蔵が見えてきた。看板に山家酒造株式会社とあるが、以前の社名らしい。

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売店あり。あ、休日も営業してたのね。
酒蔵の事務所兼売店って大抵平日のみ営業なので、平日に来たんだけども。
公式サイトがあっても売店の有無や営業日・時間が書いてない酒蔵が多いのよね。

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売店には日本酒・焼酎・果実酒が目白押し。許可をいただいて中の写真をパシャリ。

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300mlのが欲しかったが上撰だったので、720mlの純米酒を購入。


萌え~なラベル酒も置いてた。いろいろやってるのねえ。

【ガルムホ】北九州の萌酒のご紹介


さて小倉に戻る。汽車は時間が合わないのでバスで。最短距離で走り40分で着く快速もあるが、時間が合うのは住宅街の中をぬって50分走る普通便。

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少しずつ遅れて50分のところが1時間かかったのであった。。。
頭で刈る頭。

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福岡県内で有名な銘柄は筑後方面のが多いが、筑豊方面も応援せねばだな。

【No.86】夏子物語 純米吟醸 しぼりたて生酒

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ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2015.12)

銘柄読み

なつこものがたり

酒蔵名

久須美酒造(新潟県長岡市

詳細情報

ちょっと古いのを。 以前、久須美酒造の「清泉 特別純米酒」を買った酒屋を再訪。
今度は別の蔵の酒を買おうと思っていたのだが、結局同じ蔵の夏子物語を買ってしまった。
この時期だけの新酒で、入荷してる分しか無いと言われて飛びついてしまうという…。
久須美酒造は漫画「夏子の酒」のモデルになった蔵なので気になってしまうのである。

味について

生酒ならではのフルーティーさはもちろんのこと、辛味はあるが雑味が少なく、純米大吟醸にも引けを取らない味。
淡麗辛口のいわゆる新潟の酒とは一線を画した味で、間違いなく美味い。買って良かった。

スペック

精米歩合:不明 / アルコール度数:不明

お気に入り度

★★★★★

価格

720ml 1698円

購入場所

札幌市 酒屋

 

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