ローカル列車で日本酒旅 乗り飲み日記

基本は飲んだ酒の備忘録、たまに旅行記。

酒蔵訪問記No.23 田中酒造/宝川(北海道小樽市/2018.01)

いまや小樽唯一の酒蔵になってしまった田中酒造。
小樽運河の近くにある酒蔵と言えば分かる人もいるだろうが、メイン銘柄の「宝川」と聞いてピンとくるのは相当なマニアだろう。
その辺の普通の飲み屋やスーパーで滅多に見かけないし。ここの製造石数は北海道で一二を争う少なさなんだとか。(それでも500石あるそう)

本店と亀甲蔵があるのだが、亀甲蔵は観光酒蔵になっていて正月も休まずに営業してるので、亀甲蔵までちょっくら行ってきた。

tanakashuzo.com

何度か行ってるが、今回初めて中を見学してきたので紹介をば。
※以下、写真は一部古い物が混ざっています。

[南小樽駅]

JR南小樽駅からぼちぼち坂を下りて5~6分。
ちなみに田中酒造亀甲蔵前というバス停もあるが、1時間に1~2本なので使いづらい。

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[田中酒造 亀甲蔵]

やってきました田中酒造。セブンイレブンの隣にあるから分かりやすいハズ。

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観光バスが何台か乗り付けており、中は大盛況。
はい、もちろん全員外国人です。知ってた。
んまあ、ここは外国人観光客が増える前から観光バスのルートだったけども。

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日本っぽいですな。うん。

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団体客がいなくなったタイミングでゆっくり買い物。試飲させていただく。
正月限定の大吟醸「初戌」、良かったけどお高い。。。
ここは「新米新酒」を購入。

[見学コース]

で、店員さんに確認の上、2階の見学コースを見学させていただく。
(公式サイトによると、事前予約した方がスムーズに案内できる模様)

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コースは精米から始まる。ってことは自社精米なのかな。

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写真ぶれてるけど、精米マシンの横に、Yabutaと書かれた機械が。
藪田製の機械って、搾りに使う圧搾機以外にもあるのねえ。

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麹室。さすがに入れない。

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ぐるっと一周するコース。

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亀甲蔵クイズはじまるよー。

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あ、ここって四季醸造だったんだ。新しくできた上川大雪酒造も四季醸造だと聞いた。

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限定酒ですぞ!

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団体が去った後の静けさ。あとは一周して戻る。

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なんだこのクイズ。いや北海道の稼働中の日本酒蔵は12なんだけど…。
2015年の国の資料が元データって…古いよ。休業状態だけど酒造免許を返上してない会社が含まれてるんだろうな。。。

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ニセコ町酒米を使った酒が多い模様。「蔵人衆」は良い酒だったぞ。
今回買った新米新酒もニセコ酒米らしいので楽しみ。

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というわけで酒蔵を後にする。たぶん来年も来ます。

[小樽酒商たかの]

で、ぼちぼち歩いてこの店へ。小樽に来たら大抵ここで飲んで帰る俺。
去年、我が敬愛する太田和彦さんのBS番組で紹介されてた。嬉しいような、有名になって欲しくないような。。。

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酒屋さんなんだけど、2Fが角打ちになってて日本酒が飲めるのである。
花巴や豊潤を知ったのはここの札幌店だったなあ。

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っていうか太田さんに会いたい。本にサイン欲しい。。。

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話がそれたが、田中酒造は年中無休で営業中。
亀甲蔵の他に本店もあって、ここでもお酒が買える。小樽運河小樽駅から歩ける距離なのでこちらも是非に。

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【No.123】横綱白鵬米純米酒 日下開山

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ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2016.1)

銘柄読み

ひのしたかいざん

酒蔵名

合同酒精株式会社 旭川工場(北海道旭川市

詳細情報

ちょっと古いのを。
居酒屋つぼ八グループの飲食店でしか入手できないという日本酒をいただいた。今も手に入るかどうかは不明。

滝川市横綱白鵬も参加して作られた「白鵬米」で造ったお酒。
日下開山とは、相撲で天下無双の強豪に与えられる称号だそう。
山口県の「日下無双」という銘柄を思い出すが、あれは日下さんって苗字でしたな。

味について

米の味も感じられて、純米らしさが出ている酒。ただ、後味の辛さが気になる。
製造元は「大雪の蔵」の会社だが、「大雪の蔵」の純米も辛さが気になったので、そこは同じなのかなって。

スペック

精米歩合:70% / アルコール度数:13~14度
白鵬米100%(北海道滝川産)

お気に入り度

5/10

価格

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購入場所

いただきもの

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【No.122】純米吟醸 豊潤 大分三井

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銘柄読み

ほうじゅん

酒蔵名

小松酒造場(大分県宇佐市

詳細情報

9月に小松酒造場を訪問して、見学させていただいた時に買ってきたもの。

大分三井(おおいたみい)は大分で以前作られていた食用米だが、小松酒造場の契約農家で復活させて酒米として使っているとのこと。

味について

爽やかで、スッと入って、これは飲みやすい。後味は、なかなか辛口。
旨味があるので食中酒にも燗にも合う。が、酒蔵で試飲させてもらったお酒のほうが良かったような…。
買ってから3か月置いてしまったからかな。。。(体調が悪かったりしてなかなか飲めずで無念…)

スペック

精米歩合:50% / アルコール度数:16度
大分三井100%使用

お気に入り度

7/10

価格

720ml 1512円

購入場所

小松酒造場 直売

 


新年1発目からは、お気に入り度のMAXを5から10に変更。
最高が5だと、4.5にしたい場合が多すぎ問題。
というわけで、本年もよろしくお願いいたします。

【No.121】萬歳楽 白山 特別純米

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銘柄読み

まんざいらく

酒蔵名

小堀酒造店(石川県白山市

詳細情報

ちょっと古いのを。
2015年11月、蔵元を訪問して買ったもの。

金沢の居酒屋で聞いた話だと、萬歳楽は杜氏か社長が変わってから最近良くなったとのこと。2年も前の話だけど。。。

味について

米の味わいが出ていてすっきりと飲みやすく、熱燗でもなかなか。
純米らしい酒だが、個人的には濃醇さが欲しいかなって。
値段高めにしてはインパクトが少なく残念。。

スペック

精米歩合:60% / アルコール度数:16度
兵庫県口吉川地区(特別A地区)山田錦100%使用

お気に入り度

★★★☆☆

価格

300ml 864円

購入場所

小堀酒造店 直売

酒蔵訪問記No.22 小堀酒造店/萬歳楽(石川県白山市/2015.11)

ちょっと古いのを。
2015年11月、岐阜~福井~石川県を巡ってきた時のもの。

小堀酒造店は、北陸鉄道鶴来駅の近くにある。

菊姫の蔵元を訪問後、ぼちぼち歩いて到着。

[創業300年の酒蔵]

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スーパーや商店が並ぶ町中に、年季の入った建物が現れる。
創業は300年前で、この建物は築240年なんだそう。
240年て…。こういうの北海道じゃ絶対あり得ないので、道外の古い町並み歩くの好きなんだよなあ。

[立派な売店]

中にはきれいで立派な売店があり、試飲することができた。店員のお姉さんといろいろお酒の話をしてきた。
内部の写真は撮ってないので、公式サイトをご覧いただければ。

で、「白山 特別純米」を購入。
萬歳楽は、吟醸「菊のしずく」というのを飲んだことがあり、ぶっちゃけ印象に残らなかったが、これはどうかな。

yagi-sake.hatenablog.com


金沢で入った居酒屋の店長さんによると、萬歳楽は社長?か杜氏?が変わってから良くなったとのこと。
まあ2年も前の話だけども。

[北陸鉄道鶴来駅]

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路線バスや徒歩でここまで来たが、鶴来駅から金沢へ。
平日の夕方だったので、待合室は高校生でいっぱい。

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萬歳楽の看板、いいですな。
すっかり暗くなってしまった、次来るときは明るい時にだな。

 

【No.120】純米酒 御前酒

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銘柄読み

ごぜんしゅ

酒蔵名

辻本店(岡山県真庭市

詳細情報

ススキノラフィラ地下の一番奥にある、焼酎やワインを売ってる店で発見。
辻本店といえば「Gozenshu 9」シリーズが有名だが、スタンダードな純米は初めて。

味について

雄町らしい、柔らかい甘さを感じる。後味は辛口。
が、うーん。なんというか普通だった。
製造年月が2017年3月のものを8月に買って、12月まで放置してしまったので、劣化したのかも。。。

スペック

精米歩合:65% / アルコール度数:13度
原料米はすべて岡山県
雄町米使用率60%

お気に入り度

★★★☆☆

価格

180ml 292円

購入場所

札幌市 酒屋

【No.119】菊姫 鶴乃里 26BY 山廃純米限定酒

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ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2016.4)

銘柄読み

きくひめ

酒蔵名

菊姫合資会社(石川県白山市

詳細情報

ちょっと古いのを。 2015年11月、菊姫の蔵元で買ったもの。

「鶴乃里」は、菊姫会という会に入会している酒屋でしか扱わないというもので、漫画「美味しんぼ」にも登場したとか。
当時自分で買った酒としては一番高い酒だったなあ…(しみじみ)
26BYとあるが、買ったのは平成27年なので、1年ちょっと熟成させたものですな。

味について

常温だと割と普通で拍子抜けだったが、熱燗にすると俄然良くなった。
なんせ吟醸系でないのに雑味がほとんど無いのがビックリ。ありきたりな言葉だが、柔らかい味と言わざるを得ない。
冷酒でも、米の旨味と甘みがしっかりと感じられて良かった。

スペック

精米歩合:65% / アルコール度数:16~17度
兵庫県三木市吉川町(特A地区)産山田錦100%使用

お気に入り度

★★★★★

価格

720ml 2160円

購入場所

菊姫合資会社 直売

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