2016.11 新潟~会津~鬼怒川 ローカル列車で日本酒旅(3/4)
3日目の朝はゆっくり。昼の鬼怒川温泉行きの列車までは時間がある。
買った酒を郵便局で送る。あとは「會州一」の蔵元が気になったけど諦めたり、自社醸造していないという噂のある「薫鷹」を入手しようと走ったが一升瓶しかないと言われてこれまた諦めたり。
前回来たときはここで喜多方ラーメン食べたんだよなあ。
今回は別の店で。ラーメン金ちゃん。
化学調味料的な味がしたが、何より安い。チャーシュー麺でも650円ぐらいだった。
北海道外でラーメン食って美味かった記憶って博多ラーメン以外では少ないんだけど、喜多方ラーメンはやっぱ美味いね。太縮れ麺のしょうゆ味。
で、会津若松駅で切符を買う。会津若松~浅草の、JR+会津鉄道+野岩鉄道+東武鉄道の4社連絡乗車券という珍しいやつ。
途中下車も可能と確認したので、今日はこれで鬼怒川温泉まで行くぜ。
会津若松12:54→鬼怒川温泉15:02(AIZUマウントエクスプレス)
鬼怒川温泉行きの快速AIZUマウントエクスプレスに乗り込む。JR+会津鉄道+野岩鉄道+東武鉄道の4つの鉄道会社の路線を走るので、上のような切符が存在するのであった。車内は座席が8割ぐらい埋まってる程度の混み具合だったかな。
(芦ノ牧温泉駅で撮影)
西若松まではJR只見線、その先は会津鉄道になる。
芦ノ牧温泉駅にて。猫の駅長ここにもいるのか。
塔のへつり駅。有名な観光地らしく車がいっぱい。
会津田島。浅草から何時間もかけて会津田島まで行く電車もあるそうな。
会津高原尾瀬口からは野岩(やがん)鉄道に入る。
周りにはヘリポートしかないという秘境駅・男鹿高原(おじかこうげん)。
快速なので華麗に通過。ホームで撮影してる人が1人いた。気になるけどまたの機会に。
湯西川温泉駅。トンネルの中にあるんだ。
川治温泉周辺。いい場所だなあ。
龍王峡駅から観光客がいっぱい乗り込んできて満員に。龍王峡という名前からして景勝地があるんだろうか。
新藤原からは東武鉄道に入る。鬼怒川公園駅を過ぎると右手に廃業した旅館跡の廃墟がいっぱい。混雑してて写真は撮れず無念。
今日の宿泊地を鬼怒川温泉にしたのは、AIZUマウントエクスプレスの終点で時間的にもちょうどいいというのもあるが、廃墟だらけだという話を聞いて気になってたというのがある。
というわけで到着。
東武でSLを走らせると聞いてたが、やってるやってる。
JR北海道から借りたSLと、広島の三次駅から移設した転車台を使うらしい。この間三江線に乗りに行ったとき三次に行ったが、転車台どこにあったんだべ。もう移動済みだったのかしら。
各旅館・ホテルを回るダイヤルバスというのに乗って宿に到着。
鬼怒川温泉で1人で泊まれる宿を探したのだが、これが数えるほどしか存在しなかった。 やむなく選んだ宿は素泊まり6800円という高さでしかも予約サイトの口コミも最悪。 ドキドキしてチェックインするが…割と普通な感じ。部屋もいたって普通だ。景色もいいし。
なんだ心配しなくてよかったじゃん…(そんな風に考えていた時期が俺にもありました)
さて散歩に出る。うっひょー廃墟銀座だ。もちろん営業してるとこもあったけど。
立派な門があるけど建物はプレハブだけで、ソーラーパネルが並べてある。
大吊橋でござーい。暴れ川になるとは思えない鬼怒川の穏やかな流れ。
で、駅を目指して歩く。
交番の前で大声で話しながら記念写真を撮る中国人観光客。意味が分からん。
ここモヤさまでやってた気がする…鬼怒川太朗さんという歌手がいる店。時間早かったので準備中。
_人人人人人人人人人人_
> 演歌よりうまい! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
駅で明日の浅草行きの特急券を買う。JR以外の特急券を取るなんて滅多にないので勝手がわからぬ。全席指定なのか、ふむふむ。
栃木といえばレモン牛乳…のクリームソーダがあった。
鬼怒川温泉は居酒屋も数えるほどしかない。遊喜(ゆうき)の開店と同時に入る。
お酒は栃木の地酒・惣誉(そうほまれ)。おそらく普通酒だが、程よい甘みがあって嫌いじゃないぞ。純米が飲んでみたいなあ。
鬼怒川温泉地ビールも良かった。
ヤシオマス(栃木県水産試験場で品種改良されたニジマスらしい)の刺身、美味でござった。飯田で食べた信州サーモンを思い出した。
で、宿に戻る。あっ、7階建てなんだけど2~4階の電気ついてない…一部しか客を入れてないなコレ。
そして普通の旅館じゃん…と思ってたけど…
- 茶を淹れたら変な味がする。ポットの中が洗浄されておらず得体の知れない色をしている…
- 仲居さんが布団を敷きに来た…と思ったら東南アジア系の男で「ヒトリダケ??」って聞かれる…
- 温泉は普通だが、露天風呂は故障中…
- 隣の部屋にDQNっぽい家族がいて部屋でも廊下でも大きい声で話してるのが筒抜け…
- 下のフロアに中国人の団体がいて廊下に出たら下から聞こえてくる騒ぎ声がハンパじゃない、部屋のドア開けて騒いでるとしか思えない…
- 謎の機械音が聞こえて眠れず。ボイラーが老朽化しているとのこと…
こんなんで6800円も取るとかハンパないわー。
鬼怒川温泉が寂れた理由が分かった気がする。一人旅のニーズに応えられてない時点でお察しだったけども。
この旅館も廃墟になるのか、外国人に支えられて生き長らえるのか。
まあ、鬼怒川温泉に来るのは最初で最後だろうけど。
ともかくこれで栃木県宿泊を達成。あとは埼玉、茨城、三重。
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