ローカル列車で日本酒旅 乗り飲み日記

基本は飲んだ酒の備忘録、たまに旅行記。

【No.55】純米吟醸 豊の秋 金ラベル

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ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2015.11)

銘柄読み

よみがな

酒蔵名

米田酒造(島根県松江市

詳細情報

ちょっと古いのを。2015年8月に鳥取・島根に行ったときに購入。
米田酒造は、松江市の中心部にあるそう。
豊の秋は、名門酒会の企画商品でたまに見かける気がする。

味について

米の味が強い。まろやかだがほどよい辛さがあり、なかなか美味い。
ラベルには「冷やしてお飲み下さい」とあり、確かに冷やしたほうが良かったが、燗でも悪くなかった。
公式サイトには「吟醸酒では珍しく、温燗でもお楽しみ頂けます」ともある。
http://shop.toyonoaki.com/?pid=35966594
純米吟醸であれば燗でいける酒も珍しくない気がするけど…と突っ込んでみる。

スペック

精米歩合:55% / アルコール度数:15~16度

お気に入り度

★★★★☆

価格

300ml 605円

購入場所

JR松江駅 土産屋

【No.54】環日本海 純米吟醸 のど黒

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銘柄読み

かんにほんかい

酒蔵名

日本海酒造(島根県浜田市

詳細情報

2016年9月に中国地方を巡って買った10本中の7本目。
ノドグロとの相性が抜群とのことだが、ノドグロは高級魚すぎて合わせることはできず、無念。
http://www.kan-nihonkai.com/nodoguro.html
島根・江津の居酒屋ではこの酒もノドグロも置いてたが、魚のほうは時価だったという。。。
公式サイトによると原料米:五百万石、ハナエチゼン
ハナエチゼンは初めて聞いたが福井県の米で、酒米ではなく飯米らしい。これは面白い。

味について

すっきり爽やかキレのある辛さで吟醸らしさがある。後から米の旨味がわずかに来るが、酸味と雑味があって飲みやすくはない。買ってから置きすぎたかなあ。
さっぱり系なので、熱燗・常温よりは冷やして飲むのが良い。キレがあるから確かに魚系とか寿司にあう気がする。

スペック

精米歩合:60% / アルコール度数:14度

お気に入り度

★★★☆☆

価格

300ml ???円(公式サイトによると514円)

購入場所

JR浜田駅 土産屋

酒蔵訪問記 宗政酒造(佐賀県有田町/2017.03)

宗政は福岡で一度飲んだだけであまり印象もないのだが、
3月の連休で酒蔵開きをやっているということで行ってみた。
http://www.nonnoko.com/info_aritakura.html

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蔵元は、有田焼で有名な佐賀県有田町にあり、有田ポーセリンパークという観光施設に併設。ポーセリンというのは英語で磁器の意味なんだそう。
有田ポーセリンパークはバブルの頃に作られたテーマパークで、ドイツのなんとか宮殿を模した建物がシンボル。
バブル崩壊後に閉園したのだが、宗政酒造がそれを一部借用して酒蔵を移転させたという。(北海道でもグリュック王国とかあったなあ)
さらに調べると、ポーセリンパークは現在、中国人観光客のバスツアーに組み込まれている場所だという。嫌な予感がするが、酒蔵祭りの時には来ないでしょう…ということで出発。

有田駅

特急みどり/ハウステンボスに乗って、有田駅に到着。ローカル列車で日本酒旅じゃないですね、はい。。。

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有田町コミュニティバス

ポーセリンパーク行きのバスが土日だけ走ってる。10分ぐらいで着くのである。

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…って誰も乗ってねえ。沿道には酒蔵開きの立て看板も出てるんだけどなあ。みんな車で来るのかしら。

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ポーセリンパークに近づくにつれ、観光バスにすれ違うようになる。しかもフロントガラスに中国語の紙が貼ってて16号車とか書いてる…。

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そしてポーセリンパークの巨大な駐車場には、数え切れないほどの観光バスが。こ、これは…。

有田ポーセリンパーク

で、観光バスに混ざって到着。これはあかん…中国人しかいねえ。

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ポーセリンパークの入口に宗政酒造のショップや陶器などを売ってる土産屋があるのだが…中国人で溢れかえってる。ぐえー。中国人うるさいから苦手なんすよ…
どうやら大型客船で長崎から入った中国人観光客の観光ルートになってるらしい。それでバスが16号車とかになるわけか。

北海道の観光地も中国人だらけだが、ここはスケールが全く違った。

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ポーセリンパークはこんな感じ。地元の学生が踊りをしてて、日本人客もいた。
ドイツのなんとか宮殿以外にもいろいろあるらしいが、アレすぎて行く気が起きず。
写真をよく見たら、雲一つない快晴だ。陽気が暖かい日だった。

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宗政酒造蔵開き ほろ酔い祭り

酒蔵は300mぐらい離れた場所にあり、酒蔵開きの会場はこっちだった。
出店が出ており、地元民と思われる人たちがワイワイ飲んでる。これだよ、俺が求めてたのは。

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プレイステーション4とファイナルファンタジー15が当たるくじがやってたが、それが欲しい人が多いとは思えない客層な気がしたぞ…w

こもだる(なぜか変換できない)に絵を描くとはシャレてますなあ。

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酒蔵の建物は開放されてた。事前連絡すれば見学できるそう。

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「のんのこ」という焼酎が有名らしい。

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清酒はこっちですな。

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さて飲むぞ。100円のお猪口を買えば、日本酒・焼酎・地ビールが試飲し放題。うっひょー。しまった写真撮り忘れた。常時人が並んでたなあ。日本酒が人気のように見えた。
蔵開き限定酒として「純米吟醸生原酒」「大吟醸おりがらみ」「純米大吟醸あらばしり」が用意されてた。さんざん試飲して「純米大吟醸あらばしり」を購入。
「あらしばり」「あらしぼり」とか読み間違ってる人がいてクスッとしたりして。

購入は、通常ポーセリンパークの入口にあるショップでできる模様。
(気になったけど行く気が起きず)

さて帰ろう。
あ、無料シャトルバスがあったのね…どおりでコミュニティバスはガラガラだったわけだ。

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というわけでおしまい。
佐賀の酒はアツい。他にも行ってみたい蔵があるので今後の楽しみにしようっと。

【No.53】純米吟醸 花羽陽

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ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2015.11)

銘柄読み

はなうよう

酒蔵名

小屋酒造(山形県大蔵村

詳細情報

ちょっと古いのを。2015年10月に山形~新潟に行ったときに購入。
1593年創業、東北最古の酒蔵だそう。常温で売ってたが、よく見たら要冷蔵って書いてた。。。

味について

非常にフルーティーな吟醸香と味で、飲み口も良い。これはなかなか。
フルーティーすぎるので熱燗はイマイチ。常温または冷酒で。

スペック

精米歩合:不明 / アルコール度数:14~15度

お気に入り度

★★★★☆

価格

300ml 540円

購入場所

山形県新庄市 酒屋

【No.52】千歳鶴 純米しぼりたて生 うすにごり

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銘柄読み

ちとせつる

酒蔵名

日本清酒株式会社(北海道札幌市)

詳細情報

地元札幌の地酒・千歳鶴。蔵元にある「酒ミュージアム」に初めて行って買ってきたもの。

酒蔵訪問記 日本清酒株式会社(北海道札幌市/2017.03) - ローカル列車で日本酒旅 乗り飲み日記
蔵元限定の酒もあったが、生酒にこだわってこれを選んだ。
ミュージアムを後にしてその足で向かったデパートで、同じものが売っててガックリではあったのだが…w

味について

試飲したときは辛さがあって飲みにくかった。(それでも買った)
しかし、いざ開けてみるとそうでもなく、辛さはあるのだが甘さもあってこりゃうまい。微発泡感もある。
振らずに濁ってない部分を飲むと、辛くて飲みにくかった。試飲したときは振り方が足りなかったのかな。
濁り系を初めて燗にしたが、まあまあいける。度数が高いのでちょっと辛いかな。冷やした方が甘みが程よくて美味い。
いやはや、千歳鶴いいね。女性杜氏に変わったからか、飲んでないだけで元々良かったのか…。

スペック

精米歩合:65% / アルコール度数:17~18度
北海道産米100%

お気に入り度

★★★★☆

価格

720ml 1296円

購入場所

日本清酒株式会社 直売(千歳鶴 酒ミュージアム

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そういや、濁り系を家で飲むの自体初めてな気がする。

【No.51】元帥 純米吟醸 生貯蔵酒

ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2015.11)
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銘柄読み

よみがな

酒蔵名

元帥酒造(鳥取県倉吉市

詳細情報

ちょっと古いのを。2015年8月に鳥取・島根に行ったときに購入。
倉吉に来たことのある東郷平八郎元帥にあやかって酒銘を「元帥」にしたとのこと。
同じ鳥取にある「稲田姫」の稲田本店も「トップ水雷」という銘柄を作っているが、これも東郷平八郎の命名らしい。
…と書いてから、鳥取には「山陰東郷」もあるな…と思い出したが、調べるとこれは地名だった。

味について

ちょっと変わった味がする…と思ってラベルをよく見ると、製造年月の年の部分が読み取れない。
製造年月:??年12月、開封:2015年11月なので、1年は経ってるはずだな。
変わった味の正体は貯蔵感だったわけだ。(当時は古酒などの貯蔵感に慣れていなかった)
後に残る辛さが多少気になったが、燗で美味しくいただけたのであった。

スペック

精米歩合:55% / アルコール度数:14~15度

お気に入り度

★★★☆☆

価格

300ml ???円

購入場所

鳥取県米子市 酒屋

酒蔵訪問記 綾杉酒造場(福岡県福岡市/2017.03)

こちらの記事でも書いたが、

【No.45】綾杉 純米原酒 - ローカル列車で日本酒旅 乗り飲み日記

綾杉酒造場は福岡市の中心部・天神で創業したが、蔵は現在は郊外に移転している。
その蔵で毎年開かれる蔵開きイベントに行ってきたのであった。

綾杉って聞くと、昔あったエクセルサーガって漫画で…いやなんでもない。

清水4丁目

郊外といっても、蔵元は博多駅から数キロの住宅街にある。博多駅から1駅の竹下駅からも近かったが、今回はバスで来た。

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マンションが立ち並ぶ住宅街を抜けて塩原(しおばる)へ。

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福岡の銘酒・綾杉

歩くこと数分。お、見えてきた。那珂川を挟んで左が竹下駅。

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博多塀なるものがあるのか。歴史を感じる。

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おー、賑わってる賑わってる。

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綾杉酒造場だったり中尾酒造場だったり。会社組織ではなく個人商店だからですな。

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入るなり新酒の振る舞い。うっひょー。

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つまみもあるわよ~。

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2階では、酒造りの道具が展示されてた。社長さんと思われる人が解説してた。

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屋上も開放されてて、樽をテーブルに飲んでる人がいたり。

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竹下の車両基地。南福岡にあるのは知ってたが、竹下にもあったのね。
奥に見えるのは特急ハウステンボス号ですな。

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ピンク色の花が見える。札幌じゃこの時期に外で飲食とかまだまだ無理だなあ。

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新幹線も走って子供連れも楽しそうなことで。

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外から見るとこんな感じ。隣の緑地でも飲んでる人いたw

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というわけで楽しかった。

お買い物

綾杉醤油。東区香椎にあるとのこと。酒造だけじゃないのね。
「綾杉」の名前は香椎宮の神木から来ているということなので、香椎とも関わりがあるのねえ。

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日本酒入りサブレ。

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定番の「純米原酒」を5年熟成させた古酒、一酌散千愁。これも杜甫漢詩で「いっしゃく せんしゅうをさんず」と読むらしい。
これはレア物なのでお土産にしようっと。

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余談

後で改めて調べてて見つけてしまったが…

http://www.kbc.co.jp/mbl/sp/radio/pao-n/blog.html?id=64

酒の仕込みなどは筑後の方で行われ、塩原の酒造場では火入れや瓶詰めなど最後の工程を行われています。

 
あっ。自社工場が筑後にあるとは考えにくいので、委託醸造(いわゆる桶買い)なのかも。
確かにここでは造ってる気配は無かったなあ。。。
まあいいけどねえ~。