酒蔵訪問記No.21 菊姫合資会社(石川県白山市/2015.11)
ちょっと古いのを。
2015年11月、岐阜~福井~石川県を巡ってきた時のもの。
http://www.kikuhime.co.jp/index.html
菊姫は割と有名な酒蔵ですな。
現代の名工にも選ばれた、能登杜氏四天王の一人と呼ばれる農口尚彦さんが長く在籍したことでも知られる。
マニアックな方法で訪問
菊姫の蔵は、石川県白山市の旧・鶴来町にある。
北陸鉄道の鶴来駅から行くのが普通だが、今回はちょっとマニアックな方法で訪問。
JR能美根上駅→(能美市コミュニティバス)→和佐谷バス停→(徒歩)→一の宮バス停→(北鉄バス)→白山青年の家前バス停
…うん。ちなみに一の宮バス停は、北陸鉄道の廃線区間の、加賀一の宮駅跡地でござる。
印象的な高いビル
古い建物と、周辺でも随一の高さがあるビルのギャップ。
周りは住宅・商店のある地域だが、高いビルは他に無いので印象的。このビルには何があるのかが気になる。
中は広く、売店があった。
ここでしか買えないようなものは無いかと聞いたところ、北陸限定の酒と、「菊姫会」に参加の酒屋さんでしか売ってない「鶴乃里」をすすめられた。
北陸限定だと、駅や空港でも手に入るかな…と思って「鶴乃里」を選んだ。漫画「美味しんぼ」でも紹介されたとかなんとか。
http://www.kikuhime.co.jp/product/jyu07.html
後で知ったが、札幌でも売ってる酒屋があったという…。グヌヌ…。
次は、近くにある「萬歳楽」の小堀酒造店を目指すのであった。
【No.118】純米酒 神亀 上槽中汲
銘柄読み
しんかめ
酒蔵名
詳細情報
純米酒のフロンティアともいえる神亀酒造。
日本酒といえば醸造アルコール添加が当たり前だった昭和の時代に、純米酒にこだわった小川原良征さんだったが、今年亡くなってしまったのは残念。。。
神亀酒造の酒は何度か飲んだが、上槽中汲は初めて。
当初は「槽口(ふなぐち)」という言葉を使いたかったのだが、他の酒蔵(新潟の菊水ですな)に商標登録されていたので、「上槽中汲」にしたとのこと。「闘う純米酒 神亀ひこ孫物語」という本で読んだ。
…あ、よく見たらラベルの「上槽中汲」の上に商標登録と表示されてる。対抗したのかな。。
味について
まず冷やして。神亀のスタンダード純米酒は冷やすと飲みにくかったが、これはそんなことはなく、ドッシリかつ爽やか。
これはやはり燗でいかなくては。
…燗だと甘みが出てきて最高。さすが神亀。いやはや、複雑な旨味のある、重厚で力強い酒であった。
スペック
精米歩合:55% / アルコール度数:17~18度
原料米:山田錦
お気に入り度
★★★★★
価格
720ml 2366円
購入場所
札幌市 デパート
【No.117】mana1751 sweet
ブログを始める前に飲んだ酒シリーズ(2016.1)
銘柄読み
まな
酒蔵名
詳細情報
ちょっと古いのを。 2015年11月、名水の町・福井県大野市の酒蔵4軒全部をレンタサイクルで回って買った酒の一つ。
詳しくはこちら。
海外向けのお酒。日本では蔵元でしか売ってないとのこと。(調べたらネットで売ってる店もあるようだが)
http://www.manaturu.com/press/mana1751pressreleae.html製造者などの
情報は全て英語で書いてあり、その上から日本語のシールが貼られている。
白麹仕込み純米吟醸。manaシリーズは3タイプあり、sweetは日本酒度+20の甘口。
(あまり甘いのは好きじゃないのに、なぜsweetを選んだのかは忘却。山廃純米(classic)にすればよかったのに)
味について
日本酒度+20のsweetだから甘いのかなと思ったけど、そこまで甘くは無い。甘ったるいだけの酒とはワケが違う、さすがの純米吟醸。
飲みやすいので、女性にもオススメできる逸品かと。
スペック
精米歩合:50% / アルコール度数:15度
原料米:五百万石
酵母:FK-501(福井5号酵母)
日本酒度:-20
酸度:2.8
お気に入り度
★★★★☆
価格
720ml 1944円
購入場所
真名鶴酒造 直売
酒蔵訪問記No.20 真名鶴酒造(福井県大野市/2015.11)
ちょっと古いのを。
2015年11月、名水の町・福井県大野市の酒蔵を回ってきた。
半径1kmぐらいの街中に4軒全てが集まっており、レンタサイクルを借りて巡って、酒を買ってきたのであった。
宇野酒造場、源平酒造、「花垣」の南部酒造場と回ってラストはここ真名鶴酒造。
真野鶴(新潟県・佐渡の銘柄)とごっちゃになるよね、うん…
公式サイト初めて見たけど、高級酒専門って書いてる。そうだったのか。うひょー。
http://www.manaturu.com
JR越美北線(九頭竜線)に乗って、越前大野駅へ。自転車は駅で借りることができた。
大野は越前の小京都と呼ばれており、古い町並みの中を楽しくサイクリング。
ここは駅から歩ける範囲のはず。
このあたりかな…と自転車を止めると、通りではお祭りが開かれている模様。
通りの中に真名鶴酒造発見。
売店では試飲できたり、お祭りなので甘酒が振る舞われたり。
店先で売ってた珍しいお酒に目が留まる。輸出用の「mana1751」シリーズ。
manatsuruだと海外の人には発音しづらいということでmanaになったそう。1751というのは創業年。
http://www.manaturu.com/press/mana1751pressreleae.html
国内では蔵元でしか買えないと聞いて、manaを買って帰ったのであった。
(調べたらネットで買えるようだが…)
大野は水も酒も美味い町。その上そばも美味いときたもんだ。
また行くことがあれば、今度は大野城にも行ってみたいぞ。(福岡の大野城市じゃないよ)
大野の酒蔵巡りシリーズはこちら。
【No.116】秀よし 純米酒
銘柄読み
ひでよし
酒蔵名
鈴木酒造店(秋田県大仙市)
詳細情報
8月に秋田で買った7本中の4本目。
秀よしと聞くと豊臣秀吉を思い浮かべるが、豊臣秀吉とは無関係で、 江戸時代に「秀でて良い酒」ということから秋田佐竹藩の命を受けて名付けられたものだそう。
秀よしは何度か飲んだことがあって印象が良いが、スタンダードな純米酒は果たしてどうか。
味について
酸と旨味のある純米らしい味。割と好きなタイプだ。
多少の雑味があるが、しょうがない。スーパーで買ったにしては良いぞ。
燗でもいけて、なかなか。
スペック
精米歩合:60% / アルコール度数:15度
お気に入り度
★★★☆☆
価格
180ml 357円
購入場所
秋田県大仙市 スーパー
北海道の新しい日本酒銘柄「上川大雪」を飲んできた。
2017年、北海道上川町に新しく誕生した上川大雪酒造。試験醸造を経て、11月から発売を開始した。1年前、上川大雪酒造についていち早く取り上げた当ブログであったが…、
いろいろあって未だ飲むことができず、だったが…ようやく飲むことができたので紹介するでござるの巻。
上川大雪 特別純米 彗星 生
初めて行く、札幌市内の居酒屋。上川大雪が目当てで来たわけではなかったのだが、置いてあったのでいただく。
ぬ、体験したことのない独特なアタックだ。硬さがあるというか、酸があるというか…。
彗星(北海道の酒造好適米)の酒は何度か飲んだが、こんなんだったかな…。
辛口でキレのある後味は悪くないが、独特すぎて俺の口には合わないかな…。
ネットの評判は良かったので期待してたのだが…他のスペックも試してみたいところだ。
ワインを意識してか、一升瓶は無く、720mlでしか売ってないんだそう。
なので、飲み屋だとちょっとお高めになるんだそう。新政も四合瓶オンリーですな。